新潟県北豪雨災害による当会の活動について
令和4年8月3日の豪雨により関川村では、人的被害はなかったものの、200軒を超える住宅が床上、床下浸水したほか、土砂流出による農地や道路、河川の損壊などの被害が各地に発生しました。とりわけ、高田地区、湯沢地区では大きな被害を受けました。
村の中心部にある当会の法人本部事務所は豪雨の影響を受けませんでしたが、複数ある介護保険事業所のうちの一つ、このたび大きな被害を受けた湯沢地区にある「高齢者生活福祉センターゆうあい」(デイサービスセンター)ではボイラーなど付帯設備が水没し、事業活動の停止を余儀なくされました。ご利用者様、ご家族様、関係者の皆さまにはご迷惑をお掛けしておりますことを深くお詫び申し上げます。
このような状況の中、災害時の福祉支援活動を優先する方針により、令和4年8月5日に関川村災害ボランティアセンター(以下「センター」)を設置し、被災状況の把握や被災された高齢者のみの世帯、障がい者世帯など普段から見守りが必要な世帯を中心に、被災地区の区長さまなど関係者と連携を図りながら困りごとの聞き取りを行い、駆け付けていただいた県内ボランティアの皆さまのお力添えのもと、家屋内の片づけ・清掃、泥出しなど必要な活動を行っています。
当面の間、法人運営、地域福祉の事業活動を一部縮小し、センターの運営を行います。
一方、デイサービスセンターは事業活動の再開を目指して、僅かながらではありますが動き始めました。
被災地区では、住家の1階が水没し2階で生活されている方や住家被害が大きく生活ができないため別の場所で仮住まいされている方がまだおられます。また、このたびの災害を含め延べ3回もの被害を受けてこれからの生活をどの様に組み立てていけば良いのか途方に暮れておられる方も散見されています。
センターでは、生活の基盤となる住環境を回復する活動が当面の間続きますが、被災者に寄り添いながら被災された方の日々の生活支援や生活再建の困りごとなどに耳を傾け、災害時の福祉的支援活動にも取り組んでいます。
被災された皆様が一日でも早く日常の生活を取り戻していただけるよう、私たちは、地域福祉活動計画に掲げる合言葉『やろてば‼』を掲げ、関川村役場とのパートナーシップのもと、被災地区の区長さま、民生委員さま、関係機関の皆さま、ボランティアの皆さまとスクラムを組んで、村の復旧・復興に向けて被災された方に向き合いながら一歩ずつしっかりと前に進んでいきたいと思います。
まだまだボランティアの皆様の力が必要です。
引き続き皆様からお力添えいただきますようお願い申し上げます。
当会の活動状況は当該WEBサイト、センターの活動状況はフェイスブックにおいて随時お知らせいたします。
www.facebook.com/sekikawasvc
<参考>
▪村内で大きな被害を受けた地区の状況
主な被害地区
|
被害件数
|
世帯数
|
床上浸水
|
床下浸水
|
高田
|
73
|
0
|
76
|
湯沢
|
14
|
0
|
192
|
下関
|
15
|
49
|
392
|
注)
・被害件数:令和4年8月5日現在関川村調べ
・世帯数:令和4年8月1日現在関川村調べ
▪社協の運営状況
部門
|
状況
|
総務課
|
|
|
法人運営係
|
|
|
地域福祉係
|
一部機能縮小し運営
|
介護・障がい課
|
|
|
居宅介護支援事業所
|
通常通り運営
|
|
訪問介護事業所
|
通常通り運営
|
|
高齢者生活福祉センターゆうあい
(デイサービスセンター)
|
当面の間運営停止
|
|
地域活動支援センターさくら工房
|
通常通り運営
|
|
相談支援事業所
|
通常通り運営
|
※「やろでば」とは…「やろうよ!」という呼びかけで、関川村の方言です。